英会話クラスだより +

登場する主な動物

  • ダクティル
    ダニエルが2年前の誕生日にプレゼントとして買ってもらった犬。ゴールデン・リトリバーの雑種。
    子犬の時に高く跳びあがって獲物にとびかかったので、白亜紀の翼竜テロダクティルの名前をつけてもらっていたが、いつのまにか短縮されダクティルになった。
  • ジプシー
    ダニエルがかわいがっている二色の毛並みを持つ(ピント)の牝馬(メスの馬)。
  • パワー
    ブルンガム家で昔から飼う年老いた農耕馬。
    原著ではペッパーと呼ばれる。
  • リリー
    ブリンガム家の乳牛。
  • ベア
    謎の老人ピーダーソンが飼う熊のように大きな犬。
  • マーブル
    ブリンガム家の畜舎に住む三毛猫。
  • ミスティー
    リンドストロム家の猫

登場人物

  • ダニエル・ブリンガム
    物語の主人公。小学5年生で恐竜の化石に興味を持つが、興味を越えて「古生物学」という専門分野にまで足を踏み入れている。
    想像力と行動力があり、責任感が強い。
    家の手伝いと農場の手伝いの合間に化石のことを夢想する。
    自分の夢の追求と家族の運命に板挟みにされ苦しむ。また、運命の人物と秘密を共有するが、秘密を守るため自分の夢を犠牲にするかもしれない状況に陥る。
  • エド・ブリンガム
    ダニエルの父。家族農場の経営者。
    おじいさんの時代から受け継いできた農場を守ることに心を砕く。
    ダニエルのことにはあまり関心を払わず、農場の手伝いをきちんとしないことについて腹立たしく思っている。
    農場の経営がうまくいかず、解決策が見つからない状況の中、家にいても声を荒げることが多くなってきている。
  • リビー・ブリンガム
    ダニエルの母親。
    看護士。
    責任感が強く何事もきちんとやり遂げる。
    ダニエルのことを愛しているが、家族全体のことを考えると、厳しくせざるを得ないこともある。
  • シェリル・ブリンガム
    ダニエルの妹。生後6カ月。
  • ジェッド・リンドストロム
    ダニエルの親友。小学5年生。アイス・ホッケーがたまらなく好きな少年。
    ダニエルの夢を理解するただ一人の友達。
    だらしない性格で、おしゃべりで口が軽い。方向音痴。
  • ダグ・リンドストロム
    ジェッドの父親。
    ダニエルの家の近くでやはり家族農場を営む。
  • グレータ・リンドストロム
    ジェッドの母親。
    おしゃべりな明るい女性。
  • ルーシー・リンドストロム
    ジェッドの妹。
  • リンゼイ・リンドストロム
    ジェッドの妹。
  • リーアン・リンドストロム
    ジェッドの妹。
  • オーレ・ピーダーソン
    ダニエルの家から離れていないところに住む謎の老人。
    悪いうわさが絶えず、ダニエルはライフルでおどされることもある。
    よく咳の発作に襲われからだが悪い。
  • ブレット・モーティン
    中学2年生。ウェイドの友達。
    スクールバスの中でダニエルをいつも困らせる。
  • ウェイド
    中学2年生。ブレットの友達。
    スクールバスの中でダニエルをいつも困らせる。
  • クレイグ・ネルウィン
    中学2年生。
    スクールバスの中でダニエルを困らせることがある。

あらすじ

カナダのサスカチュワン州にある田舎の農場で物語は展開する。

季節は冬。カナダの冬は寒いがサスカチュワン州では気温が‐40℃に下がることも珍しくはない。
そんな村のある家族農場に小学5年生の少年、ダニエル・ブリンガムが住んでいる。
ダニエルは、恐竜や化石が大好きな少年で古生物学(古代の動植物などを研究する学問)に興味を持っている。
そのダニエルが、最近見つけた奇妙な石をめぐって話は展開し、ダニエルの世界がまわり始める。


第1章 発見と遭遇
第2章 老人の恐怖と父親との溝
第3章 石油会社と老人の謎
第4章 家族の衝突と老人の秘密
第5章 深まる危機と信じられない発見
第6章 絶体絶命!?
第7章 親友との夢?それとも別れ?
第8章 運命の人生死の境
第9章 不安な夜
第10章 最悪の事態
第11章 秘密基地と家族の可能性
第12章 クリスマスの奇跡
終章 新たな冒険へ!

ダニエルは、恐竜の化石が自分の家の農場の土地に埋まっていると確信している。
ダニエルは、直感や希望だけではなく、本や博物館で調べたり自分の足で現場を確認する少年だ。
ダニエルの化石への情熱はあふれるばかりなのだが、家族、特に父親は、そんなダニエルのことを理解してくれない。

父親にとっては農場が全てで、牛や馬の飼育で、家計を支えて行くことが大切なのだ。
ろころが、父親が愛する農場は、銀行からの借金と、天候不順で作物が育たないことが原因で、経営することが非常に困難になっている。最悪の場合は、農場を売り払い、どこか遠くに引っ越して一から生活をやり直さないといけないことに!

ダニエルは化石が命だ。子供のころから育った農場からも離れたくない。まして、その農場には貴重な化石が埋まっているはずなのだ!
最近見つけた「奇妙な石」がダニエルが正しいことを証明してくれるかもしれない!

ダニエルの隠れ場、「秘密基地」の近くには不気味な老人が住んでいる。その老人は、クマのように巨大な犬を連れ、あたりを歩きまわっているようだ。ダニエルはその老人にライフルでおどされることもあった。老人には近づかない方がいい!

家族の農場の状況がどんどん悪くなり、一番恐れている事態、引っ越し、が現実のものになりそうな時にも、ダニエルはどうすれば家族を、農場を救うことができるだろうかと考えている。ある時、父親とのけんかがきっかけで、ダニエルは信じられない秘密を知ることになる。
秘密は、ダニエルが今まで考えていたことが正しかったと証明するものであり、家族を救う可能性も示すものだった。
でも、その秘密については誰にも話さないという約束をしてしまったのだ!
話したいけど話せない。話して家族を助け自分の夢もかなえたいけれど、固い約束を破っても良いのだろうか?ダニエルの心の葛藤が始まる。

父との反目。約束を守るための心の葛藤。どちらも自分の化石への情熱がカギになっている。結局は、自分の夢を殺すことに・・・。

状況は思わぬ展開を見せる。2つの命が生死の境をさまよった後に見たものは?

感動の結末を迎える心の物語。

著者略歴

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ジュディス・シルバーソーンは、サスカチュワン州レジャイナに住む青少年向けミステリー作家です。
青少年向けミステリー文学作品には次の6冊があります。2010年には7冊目の青少年ミステリー文学小説が発売される予定です。

ジュディス・シルバーソーン
【ジュディス・シルバーソーン(2009年)】

少年と老人の冒険 - 秘密基地篇: 原著(Coteau Books 出版)
【少年と老人の冒険 - 秘密基地篇: 原著(Coteau Books 出版)】

『見守りの岩』(1996年刊)

  • サスカチュワン州青少年文学賞受賞(1996年)
  • カナダ児童図書センター推薦図書指定(1996年・1997年)
  • サスカチュワン州教育図書候補(1996年)
  • ジェフリー・ビルソン青少年歴史小説賞(1996年)
  • 『少年と老人の冒険 - 秘密基地篇』(2003年刊)

  • サスカチュワン州青少年文学賞受賞(2003年)
  • カナダ児童図書センター推薦図書指定(2004年)
  • ダイアモンド・ウィロウ賞候補(2004年)
  • 『少年と老人の冒険 - 敵陣突破篇』(2004年刊)

  • サスカチュワン州青少年文学賞候補(2004年)
  • 『石の家の秘密』(2005年刊)

  • サスカチュワン州青少年文学賞候補(2005年)
  • 『少年と老人の冒険 - 張り込み篇』(2005年) 『少年と老人の冒険 - 記憶喪失篇(2008年刊)』

    過去には、大人向けノン・フィクション著作として、次の2冊を書いています。

    『サスカチュワン州製: ピーター・ラプチャン、ウクライナ出身のパイオニア陶芸家』(1991年刊・2003年再刊)

  • ドキュメンタリー番組化され地元及び全国で放映される
  • 『生活に根付いた遺産: サスカチュワン州パイオニアの木工職人たち 1870年~1930年』(2003年刊)

    * 『少年と老人の冒険 - 秘密基地篇』以外は、仮題であり日本では出版されていません。

    自らの著作以外では、新聞や雑誌の記事、他者の原稿の評価・校正・批評、書評も書いています。
    子供たちへの活動も積極的に行い、学校や図書館で説明会や、読み聞かせ、先生や他の作家や図書館員に向けての講演もしています。恵まれない子供達に文筆創作活動を教えるため、現在(2009年9月)はレジャイナの学校で常勤作家として勤めています。
    また、サスカチュワン作家組合、レジャイナ大学(生涯教育)、サスカトゥーン市教育委員会、言葉のお祭り、セージの丘創作体験会、(デジタル・アニメーションなどのプログラムを提供する)ニュー・メディア・キャンパス、パーキシモン・ヌエヤー図書システム、オックスフォード・ラーニング・センターなどでも活動を行い貢献しています。

    ジュディス・シルバーソーンは、生まれてから現在までほとんどサスカチュワン州で過ごし、その都会や田舎での経験が、彼女の作品に影響を与えています。アルバータ州カルガリー、オンタリオ州ピーターバラにも住んだこともあるのですが、サスカチュワン州ではエンデバー村に一度住んだ以外は、レジャイナに住んでいます。

    作家以外としては、博物館のキュレーター、テレビのドキュメンタリー番組の制作者、研究者、コンサルタント、サスカチュワン州応用科学技術機構で映画クラスのインストラクター、英語教師でもあります。図書館や図書館職員のサポートをするサスカチュワン図書館協会の事務局長の職(CEO)にも10年以上就いていましたが、現在は、サスカチュワン州作家組合の常任理事として働いています。

    個人的な趣味は、旅行、写真、読書、ウォーキング、映画・演劇・音楽鑑賞に加え、絵を描くこと、歌うこと等の多様な趣味を持つ一面も持っています。
    海外では、グアテマラ、イングランド、スコットランド、フランス、合衆国、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、イタリア、キプロス、ヨルダン、中国、チベット、ニュー・ジーランドに行ったことがあります。