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植物: フクシア・マゲラニカ

フクシアは、もともとは南米(一部は中米やポリネシア)の熱帯・亜熱帯原産の植物です。
当然、なぜカナダにそんな植物が育っているんだという疑問が起こります。
フクシア属の花は100以上の品種を誇ります。その中で、耐寒性の強いものがフクシア・マゲラニカです。

プリンス・エドワード・アイランドから大西洋をはさんだアイルランドのウエスト・コークという町は、フクシア・マゲラニカが町の花になっているほど多く自生しています。ウエスト・コークの人達は、この外来種の花は大西洋をわたって流れ着いたのだと思っています。真偽のほどはわかりませんが。
大西洋の先は、当然カナダでプリンス・エドワード・アイランドもその一部です。

そうはいっても、フクシア・マゲラニカは氷点下では生存できないようなので、カナダの冬は越せそうにはありませんが、現在の所、最有力のフクシアです。物語の中では、「フクシア」という言葉は使われてはおらず、「レディーズ・イアドロップス」と呼ばれています。貴婦人のペンダント形イアリングという意味です。そして、アイルランドのウエスト・コークの町でも「レディーズ・イアドロップス」と呼ばれているフクシアがフクシア・マゲラニカなのです。

それでは、氷点下の冬のプリンス・エドワード・アイランドに本当に咲いているのか・・・?

残念ながら、今のところはわかりません。
真実は、アンが言うであろうように「想像力で補う」しかないのでしょうか。


レイチェル・リンド夫人が住んでいるのは、ちょうどアボンリーの大通りを下って少しくぼ地になっている、ハンノキとフクシアに囲まれているところで、カスバートの森から流れ出ている小川が横切っていた。


「フクシア・マゲラニカ」は3mくらいの高さに育つ灌木ですが、霜が降りるようなところだと、その半分の高さくらいにしか育たないようです。
大人の背よりも少し低いくらいのフクシアがレイチェル夫人の住んでいたあたりを囲むように育っていたのでしょうか。